レクリエーション活動での配慮
ヘルパーの活躍する場所は幅広く、病院から福祉施設、そして要介護者の自宅など様々な場所で活躍する事が可能です。福祉施設などでヘルパーとして働く場合には、日常生活の手伝い以外にも、レクリエレーションイベント等の進行を任されるという場合もあります。
福祉施設でのレクリエーションイベントでスタッフが注意するべき事としては、施設の利用者によって体力や持っている障害の度合いに差があるという点。あまり身体を動かす事が出来ない人に対しては、レクリエーション活動の際に遊びを手助けしてあげるという配慮を行うことによって、全ての人が一つの遊びを共有する事が出来るようになります。
このように、生活の支援だけが仕事内容という訳ではなく、どのように楽しい時間を過ごしてもらうかを常に考え続ける事が求められる職業なので、常に高齢者とのコミュニケーションを取っておく必要があります。レクリエーションは、みんなと仲良くなれる絶好のチャンスです。高齢者の視点に少しでも近づけるように、コミュニケーションをどんどん取りましょう。
高齢者にとって、話し相手が居ないという事はそれだけ生活の質が落ちてしまうということになってしまうため、職員が積極的に話し掛ける事で、お互いに楽しい時間を過ごす事が出来るようになります。また、体力の低下に伴い寝たきりになってしまう事を予防し、長期間にわたって自分の身体を使って動く事が出来るようになる事を目指すためにも、出来る範囲での運動を提案する事は高齢者にとって重要になのです。